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2017年2月アーカイブ

椎茸・ナメコの菌の植え込み (2017/02/22)

 NPO法人『共生学舎』のある平城山周辺は橡(くぬぎ)や楢(なら)の広葉樹が群生しており、例年これらを利用して椎茸栽培を行っています。今年も15日から菌の原木への打ち込みをスタートし、19日(日)には多くのメンバーで作業を行いました。
 椎茸をはじめキノコの栽培法は大きく分けておがくず菌床で栽培するものと原木で栽培するものがありますが、我々が取り組んでいるのは原木栽培です。原木で栽培した椎茸の味は菌床栽培のものに比べると数段上回っていますが、その反面手間暇がかかり、これまで折角植え付けた菌が死滅、また雑菌が入る等失敗するケースもありました。
 そのため今年は菌の栽培業者に依頼し『家庭でできるキノコ』という本を送っていただき、これを熟読し色々と質問をしたうえで作業を行いました。栽培のステップは12月初旬に伐採した橡や楢の木をそのまま乾燥させます。そして、1月に入ってから90センチから1メートルの大きさに裁断し、玉切りをしますが、太いものは運搬しやすいように40センチ~50センチの長さにします。そして、この木にドリルで穴をあけ、木槌で椎茸の菌を叩き込みます。
 これがホダ木と呼ばれるものですが、5月まで菌の回りを良くするためにホダ木を積み上げ(仮伏せ)ておき、その後、風通しの良い日陰に立てかけ(本伏せ)ます。ポイントはこれから3か月間乾燥しないようにし、確実にホダ木全体に菌が回るようにしておくことです。そのため今回は遮光ネットと杉の葉でホダ木を覆い、たっぷりと水をかけることにしました。また、併せて桜の原木にナメコ菌を、桑の原木にヒラタケ菌を植え込みました。キノコが収穫できるのは来年の秋以降になりますが、それまでしっかりと管理していきたいものです。 
 残念なことに近年楢枯れの被害が拡大してきています。これらの樹木は放置しておくと倒木の恐れがあるため伐採しなければなりません。被害を防ぐためのこれといった決め手はないようですが、何とかこの対策を模索していきたいと思っています。
    (中尾直史)
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