トップ>日本の文化・伝統

日本の文化・伝統

2016/01/06

寒の入りを迎えて

 本日(1月6日)は暦の上では二十四節気の一つである小寒で、寒の入りと言われています。一年で最も寒さの厳しいこの時期には、各地でさまざまな寒稽古が行なわれていますが、この目的は逞しい肉体を養成するというだけではなく、旺盛な気力や忍耐力、集中力等の精神面を鍛えることです。

 日本では、柔道、剣道、弓道、合気道、相撲道等の武道や華道、茶道、香道等の芸道がありますが、これらは単に相手を倒す技術を身に付ける事や、形の美学を学ぶだけではありません。〝道を極める〟という言葉があるように「相手を尊重する」「感謝する」「礼儀を重んじる」「自分の心を整え正す」といった練磨を通じて、人間力を高めることが求められているのです。

なお「寒」というのは、この「小寒」から「立春」の前日である「節分」までの約30日間を指し、「大寒」はこの中間にあたります。今年は大寒が1月21日、節分は2月3日、寒明けの立春は2月4日です。この時期はどうしても寒さで屋内に籠りがちになりますが、すべての生物が活動を開始する本格的な春に備えて心身を鍛えあげておきたいものです。
  (中尾直史)

≪ 一覧へ戻る