トップ>月別 偉大な日本人

2016年6月アーカイブ

坂村真民 七字のうた (2016/06/02)

s-P1070633nanajinouta.jpg このたび、小野晋也氏主催の『OAKTREE 志の集い』に参加し、約一年ぶりに愛媛県の四国中央市にある『志の道』を歩いてきました。この志の道には志に生きた日本を代表する12名の偉人の言葉を刻んだ石碑が建てられています。これらの碑の周りは地元の方々の手によって整備され季節の花々が美しく咲いていました。

これまで、何度かこの道を歩いていますが、この道は響きあう心を見つめて歩く道であり、歩く度、自分自身の生きざまを見出すことができるように感じています。この第4番目の石碑が坂村真民の代表的な言葉である「念ずれば花ひらく」です。真民はこれ以外にも我々に人生をいかに生きるべきかを示唆する数多くの詩を残しています。

これらの中の一つにすべて七つの仮名文字で表された『七字のうた』がありますので紹介します。

        よわねをはくな (弱音を吐くな)

        くよくよするな (くよくよするな)

        なきごというな (泣き言言うな)

        うしろをむくな (後ろを向くな)

        ひとつをねがい (一つを願い)

        ひとつをしとげ (一つをし遂げ)

        はなをさかせよ (花を咲かせよ)

        よいみをむすべ (良い実を結べ)

        すずめはすずめ (雀は雀)

        やなぎはやなぎ (柳は柳)

        まつにまつかせ (松に松風)

        ばらにばらのか (薔薇に薔薇の香)

人にはそれぞれの人生があります。人生は一回限りで後戻りはできません。他の人の生き方を羨むのではなく、自分なりの人生をしっかりと生き抜くことの大切さをこのうたは我々に語りかけてくれます。(中尾直史) 

第1碑 松下幸之助 
第2碑 吉田松陰 
第3碑 勝海舟 
第4碑 坂村真民
第5碑 徳増須磨夫 
第6碑 土光敏夫 
第7碑 陳渉 
第8碑 佐藤一斎
第9碑 伊庭貞剛 
第10碑 西郷隆盛 
第11碑 安岡正篤 
第12碑 土光登美

解説/小野晋也
 志の道。

これは、響き合う心を求めて歩く道である。

美しい自然の中で、天地と響き合う自分の全き心を見出して欲しい。

豊かな人情の中で、人間と共に生きる自分の生き様を見出して欲しい。

そして、この道路沿いに建てられた12基の石碑の言葉の中に、

力強く生き抜いた先人たちの生命と響き合う自分の生命を見出して欲しい。

現代社会は、余りに騒々しく、皮相的である。

その中で、自己を見失い、浮き草の如き生き方に陥っている人も多い。

この志の道を歩く時には、そんな日常生活を離れ、

生き生きとした心の眼で森羅万象を観ながら、

その全てを、調和心をもって自分の心の中に受け入れる気持ちになって頂きたいと思う。

そして、この機会に、長い間忘れていた、

本来の自分自身を取り戻して頂きたいと願っている。




 

« 2016年5月 | | 2016年10月 »