経営マネジメント
2021/03/18
JUST DO IT (とにかくやってみる)
◆エジソンが子供の時、お母さんに尋ねました。
「お母さん、ガチョウは何故卵の上に座って動かないでいるの?」
「ああやって卵を温めていると、卵の殻を割ってガチョウが生まれて
くるのよ。」
ある日エジソンが夕方になっても帰ってこず、姿が見当りません。
家族が探しまわったところ、エジソンは隣の家の納屋で、藁を集め
巣をつくり、その中にガチョウやニワトリの卵をいっぱい入れてうずく
まっていました。卵をかえそうとしていたのです。
みんなは大笑いしましたが、お母さんは笑ったりはしませんでした。
彼の肩を抱いて、"試してみないと、何も学べないものね"、と言って
エジソンを励ましたのです。
この精神が後年の発明王エジソンの誕生につながっています。
◆とにかくやってみる(JUST DO IT)ことです。
やってみると、何かがわかります。新しいアイディアに気付きます。
上手くいく、いかないの、どちらであっても一歩前進できます。
私達は、よく考えてから、よく調査してからやるべきなどと自分に
言い訳をし、行動を先に延ばしてしまいがちです。
それで準備が整うより、チャンスを逸してしまうのです。
◆私の甥の話ですが、大学生の時アルバイトしていた会社で、
付き合いたい好みの女性に出会います。
ただ周囲の人に聞いてみると、彼女には、もう決まった男性が、
いるということです。噂であって直接聞いたわけではありません。
ダメモトのつもりで付き合って欲しいとプロポーズしたところ、
案の定断られました。
ところが数日後、その彼女から、妹がいるのだけれど、妹は今
彼氏がいないみたいだから、よかったら紹介してあげるというのです。
紹介してもらったら、妹の方がもっと好みのタイプの女性でした。
一日も早く一緒になりたいと卒業し、就職するや、すぐに結婚式を
挙げました。
上司の方が披露宴で、配属されてくるなり結婚祝いを取られたので
面喰いましたが、仕事の方も、その精神で是非取り組んで下さいと
祝辞を述べておられました。
◆JUST DO IT(とにかくやってみる)はNikeの創業以来の
スローガンです。
陸上競技のランナーだったフィル・ナイトは、自分の経験から、
スポーツ・シューズのアイディアを思いつきます。
持ち合わせていたのは、そのアイディアだけですが、スポーツ・シューズ
の会社を作ることを思い立ちます。
そしてやるからには世界一をと当時世界のトップブランドであった
日本のアディダス(元オニツカタイガー)を抜くことを目指します。
周囲の嘲笑をよそに、創業以来『Just Do It, Nike!』を企業理念に
掲げ、世界一を目指し、挑戦を続けたのです。何度か破産の危機に
直面しましたが挑戦を続けその夢を実現しています。
「最後まで挑戦し続けること」 これは私が学んだ人生で最も重要な
教訓ですとフィル・ナイトは言います。
「Just Do It」と刻印されたTシャツ等の商品は、広告の歴史上
もっとも優れたキャンペーンの一つと云われ、世界中で販売されています。
行動することで、思うような結果が出なかったとしても、それは失敗では
ありません。学習したのであって、それは成功の一部です。
そう考えると挑戦が容易にできます。 必要なのは、ちょっとした勇気です。
勝利の女神は勇者を愛します。